
冷凍野菜や冷凍食品は、調理の手間を省ける便利な食品です。
しかし、食品を選ぶときには、原産国や原材料、食品の安全性についても知っておきたいものです。
2026年10月9日号の『週刊ポスト』では、中国産冷凍食品の食品衛生法違反事例について特集されました。
誌面では、2020年度から2026年8月までの違反事例をもとに、品目別の件数が紹介されています。
ここでは、掲載された上位40品目と、主な違反内容を整理します。
中国産冷凍食品の違反事例上位40品目
※以下は誌面に掲載された「違反件数」です。現在販売されている商品の危険度や、違反している商品の割合を示す数字ではありません。
違反件数の多い品目
1位~10位
- 1位 ブロッコリー:49件
基準値超の殺菌剤プロシミドン、大腸菌群E.coli検出
- 2位 ミックスサラダ:17件
基準値超の殺菌剤プロシミドン、大腸菌群E.coli検出
- 3位 菜の花:16件
基準値超の殺菌剤テブコナゾール、大腸菌群E.coli検出
- 4位 タマネギ:14件
基準値超の殺虫剤チアメトキサム検出
- 5位 カレイ:11件
大腸菌群検出
- 6位 魚肉ねり製品:11件
大腸菌群検出
- 7位 枝豆:10件
基準値超の除草剤ハロキシホップ、殺菌剤ジフェノコナゾール検出
- 8位 ニンジン:10件
基準値超の成長調整剤メピコートクロリド検出
- 9位 アサリ:10件
麻痺性貝毒、大腸菌E.coli検出
- 10位 ジャガイモ・フライドポテト:9件
基準値超の除草剤ハロキシホップ、大腸菌群E.coli検出
11位~20位
- 11位 ホウレンソウ:8件
基準値超の昆虫成長制御剤ジフルベンズロン、殺虫剤インドキサカルブ検出
- 12位 カニ:8件
基準値超の二酸化硫黄、大腸菌群検出
- 13位 イカ:8件
大腸菌群E.coli検出
- 14位 イチゴ:7件
基準値超の殺菌剤ビフェリメート検出
- 15位 ニンニクの芽:6件
基準値超の殺虫剤チアメトキサム、大腸菌群E.coli検出
- 16位 アスパラガス:6件
基準値超の除草剤ハロキシホップ、殺虫剤インプロカルブ検出
- 17位 焼き鳥:6件
基準値超の殺虫剤ジクロルボス、大腸菌群検出
- 18位 ニンニク:5件
基準値超の細菌群が検出
- 19位 オクラ:5件
基準値超の殺虫剤メソミル、大腸菌群検出
- 20位 うなぎ蒲焼:5件
大腸菌群検出
21位~30位
- 21位 ピーマン:4件
基準値超の殺虫剤エトキサゾール、大腸菌群E.coli検出
- 22位 カリフラワー:4件
大腸菌群E.coli検出
- 23位 サヤエンドウ:4件
使用禁止の殺虫剤クロルピリホス、基準値超の昆虫成長制御剤シロマジン検出
- 24位 スナップエンドウ:4件
使用禁止の殺虫剤クロルピリホス、基準値超の昆虫成長制御剤シロマジン検出
- 25位 つぶ貝:4件
大腸菌群検出
- 26位 アジフライ:4件
大腸菌群E.coli、基準値超の細菌群検出
- 27位 タコ野菜カツ:4件
大腸菌群E.coli検出
- 28位 クワイ:3件
基準値超の植物成長調整剤パクロブトラゾール検出
- 29位 エビ:3件
基準値超の二酸化硫黄検出
- 30位 アズマニシキ貝:3件
基準値超の細菌群検出
31位~40位
- 31位 ホタテ:3件
大腸菌群検出
- 32位 ホッキ貝:3件
大腸菌群検出
- 33位 イカフライ・イカカツ:3件
大腸菌群E.coli、基準値超の細菌群検出
- 34位 チキンカツ:3件
大腸菌群E.coli検出
- 35位 焼きイカ:3件
大腸菌群検出
- 36位 巾着:3件
大腸菌群検出
- 37位 白玉・団子:3件
カビ毒アフラトキシン検出
- 38位 卵フライ:3件
大腸菌群E.coli検出
- 39位 豆腐加工品:3件
基準値超の細菌群検出
- 40位 菜の花の和え物:3件
大腸菌群検出
※品目名、件数、違反内容は誌面の掲載情報をもとに整理しています。公開前には原誌面と照合してください。

どのような違反があったのか?
掲載された事例では、主に次のような内容が取り上げられています。
1.農薬などの基準値超過
野菜類を中心に、殺虫剤・殺菌剤・除草剤などの基準値超過が報告されています。
農薬は、使用方法や残留基準が定められているため、基準を超えて検出された場合には食品衛生上の問題となります。
2.大腸菌群などの検出
野菜や魚介類、加工食品などから、大腸菌群やE.coliが検出された事例も掲載されています。
ただし、大腸菌群の検出と、病原性のある大腸菌による食中毒は同じ意味ではありません。検出された菌の種類や状況を区別して考える必要があります。
3.貝類の麻痺性貝毒
アサリなどの貝類では、麻痺性貝毒の検出事例も紹介されています。
貝毒は、加熱しても十分に分解されない場合があるため、食品の安全性を考えるうえで注意が必要です。
中国産冷凍食品は、すべて危険なの?
ここで大切なのは、今回の数字を正しく理解することです。
違反件数が多い品目だからといって、現在販売されている同じ品目の商品がすべて危険というわけではありません。
また、今回の件数だけでは、輸入された食品全体のうち何%に違反があったのか、国産食品と比べてどれほどリスクが高いのかまでは判断できません。
一方で、過去にどのような違反事例があったのかを知ることは、食品を選ぶ際の参考になります。
食品を選ぶときに気をつけたいこと
毎日の食事では、価格や便利さだけでなく、次の点にも目を向けてみましょう。
- 原産国や原材料表示を確認する
- 商品の製造者・輸入者などの表示を確認する
- 信頼できる販売元から購入する
- 冷凍食品は表示された保存方法や調理方法を守る
- 食品の安全性について、報道だけでなく公的機関の情報も確認する
冷凍食品は、忙しい日の食事を支えてくれる便利な存在です。大切なのは、できるだけ自分の目で確かめて、食品を選ぶことではないでしょうか。
まとめ
『週刊ポスト』2026年10月9日号では、中国産冷凍食品の過去の食品衛生法違反事例について、品目別の件数が紹介されていました。
ブロッコリーやミックスサラダなどの野菜類をはじめ、魚介類や加工食品にも、農薬の基準値超過や細菌の検出などの事例が掲載されています。
食品の安全性を考えるうえでは、こうした情報を知るだけでなく、件数の意味や調査対象を正しく理解することも大切です。
毎日口にするものだからこそ、原産国や原材料を確認し、納得できる食品選びを心がけたいですね。
参考:『週刊ポスト』2026年10月9日号「危ない中国産冷凍食品40」の掲載内容。記事中の件数・違反内容は誌面に基づくものであり、最新の違反情報や現在の商品状況を示すものではありません。
毎日の食品選びを考える
食品の安全性について調べていると、原産国や原材料を確認することの大切さを改めて感じます。
やはり、便利で安い物には訳がある!!
毎日食べるものだからこそ、どこで作られ、どんな原材料が使われているのか、気にかけていきたいですね。
私が食品選びのひとつとして利用しているのが、生協の宅配パルシステムです。
原材料や産地を確認しながら食品を選びたい方は、こちらも参考にしてみてください。
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